Sharp Mebius 改造計画

 

目がシャープのメビウス(Mebius) CBシリーズです。
CBシリーズはソケットAにMobile Duronを搭載ているので、CP交換が容易に出来ます。
ただし、CBシリーズはCPUの廃熱にバグ(リコール級の不具合)があります。
改造をしていなくてもCPUに高負荷を掛けると数分でハングアップして操作出来なくなります。
なのでDVD視聴などという行為すらとても危険なのです。

当方所有メビウスノートパソコン:CB-C9はMobile Duron 1Ghzを搭載し、オンボード128MBですが、以下のようにパーツを交換(改造)する事で現在でもメインマシンとして利用しています。

 

パーツ名
基本
Before

改造/交換後
After

性能向上
シーピーユー
CPU
Mobile Duron 1.0Gh
z
(TDP 25W品)
Mobile Athlon 1400+
(1.2Ghz TDP 35W)

200MhzのクロックUP
内臓Cache(キャッシュ)が64KBから256KBへと4倍に大幅アップ
ベンチマークを繰り返した結果Pentium4 1.8Ghz並みの性能を確認
廃熱率(TDP)が25Wから35Wへと4割へと上昇し、CPU FANの回転率が多くなっておりますが、Crystal CPUIDを利用することでCPUクロック、CPU電圧双方を使用状況に合わせて変更しCPU FANがなるべく回転しないように抑えています。
インターネット巡回、ホームページ作成、書類作成程度では最低クロックでも十分利用出来ています。( Athlon恐るべし! )
現在CPU 500Mhz 1.175Voltage で作業中だが一度もCPU FANは回らず。

メモリー
Memory

オンボード
128MB+256MB
(Buffaloブランド)
144pin133MHz対応
SDRAM SO DIMM 512MB
(品番 GH-SNW133/512M)
当初、512MBの中古メモリを利用していましたが、何の変哲もない状況でハングアップを繰り返すので返品し、一流ブランドと定評があるGREEN HOUSEの5年保障NOTE(DOS/V PC98NX MAC)対応マルチメモリを利用する事で前記異常事態を回避出来ています。
オンボード128MB+512MB=640MBとなっております。
ビデオメモリ(画面表示用)に32MB使われていますので、メインメモリ総量は差し引き618MBになっています。
OpenOfice.org(Officeソフト)とインターネット用ブラウザを6つ8つ開いた状態で、CADツールを利用していてもディスクアクセスがほとんど無くなりました。

問題点

PowerNOW! (モバイルCPUよう消費電力低減技術)

それぞれのCBに添付のWindows 2000、Windows XP home Edition にはMobile Duron / Athlon CPU用消費電力低減技術コンポーネント(AMDオフィシャルツール)がインストールされていません。
その為にユーザーが別途に入手、インストールする必要があります。
現在ではWindows UPDATEから手軽にインストール出来るようになりましたが、インターネットに接続しない、UPDATEしない方のCBでは常にCPUが100%の状態で動いています。
FANの劣化に気をつけてください。( 欠陥製品として一斉風靡したCBシリーズですのでハングアップを繰り返しているかもしれません)

画像:PowerNow対応ドライバ適用状態
画像:PowerNow制御状態
CPU VOLTAGE:CPU電圧
CPU SPEED:CPUクロック100%に対して現在のパーセンテージ
BATTERY SAVINGS:CPUの現在使用消費電力率、MAXで最大の省エネ率達成、MINでバカ食い状態

 

今後の課題

メモリースロットが1つしかなく、最大で128MB+512MBしか積めないのですが、メモリー搭載箇所を確認すると、もう一枚搭載出来る程度のスペースが開いてることが確認できます。
また、内臓チップセットからもメモリバンクが6つあり、残り2バンク未使用と出ていますので理論上は1GBメモリ搭載可能のようです。
144pin対応1スロットコネクタを2スロットものに交換すれば2枚させる可能性がありますので、機会があればぜひとも改造をしてみたいです。

お勧めLINK

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Athlon CPUの動作倍率、電圧変更ツール
Fab51 [ Overclocking Athlon ] Athlon CPUの種類、倍率変更解析
owletworks - できるかな? PowerNow! Page 1/7 普通のマザーボードで自動倍率変更ツールを利用する

 

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