PeerCastの動画配信方法
今回紹介する方法は、Vipperというサイトでの紹介が行方不明になったので此方で保護、修復を行ったものです。
WEBCAMERAの解説ページは此方
現在WEBCAMERAは900円程度で入手できるようになっております。
皆さんでご近所配信してみませんか?
peercastでの動画配信方法
このページではPeercastとWindows Media Encoderを用いた動画配信方法の解説を行います。
案外簡単にできるので、ゲームやライブカメラ、実況スレッドの動画配信などに活用してください。
画面の取り込み解説では、ビデオと2ちゃんねるブラウザを同時に配信する方法を解説しています。
必要な機材・ソフトウエア
- WindowsPC
WindowsXPが搭載されているようなPCであればまず問題ありません。
より高性能であれば、高解像度・高画質の配信が可能になりますが、
視聴者が持つ回線・PCの処理能力も要求されるので、視聴し易さと画質は反比例します。
- キャプチャボード
ソフトエンコードタイプで十分。Windows Media Encoderで取り込めれば何でもいい。
3000円程度の激安キャプチャカードが出回ってます。価格.comへ行ってみてください。
- Windows Media エンコーダ
設定方法はプロパティをいじくり回すだけです。
- PeerCast ダウンロードページ
自分でPeercast配信をする場合は必要です。他の人にやってもらう場合は必要ありません。
- ポート開いていない人を弾ける日本語有志の改造版PeerCastダウンロードページ
自分でPeercast配信をする場合はポート0が下につくのを防げるので配信者は導入必須です。
01211ベースを使用してください。設定方法はpeercastでゲーム実況配信の■放送ノウハウの11)を参照してください。
作業の流れ
通常のキャプチャ
- PCにキャプチャボードから動画を取り込む。
- Windows Media Encoderでリアルタイムエンコードを行い、配信する。
- WMEでの配信をPeercastに拾わせてPeercastネットワークへの配信をする。
面取り込みによるキャプチャ
- PCにキャプチャボードから動画を取り込む。
- 視聴ソフトでオーバーレイを使わずに動画を表示させる。
- Windows Media Encoderで画面の取り込みを行い、配信する。
- WMEでの配信をPeercastに拾わせてPeercastネットワークへの配信をする。
indows Media Encoderによるエンコード・配信ダウンロードは以下のリンクより、
Windows Media Encoderのダウンロード
インストール方法は以下を参考にしてください。
- 『Windows Media エンコーダ』のインストール方法
- http://realstream.jp/tutorial/win_encoder_dl.html
- Microsoft社による Media Encoderの紹介記事
- http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/9series/encoder/default.aspx
Windows Media Encoder x 64(Windows Vista x64、Windows7 x64等の64bitはこちらからダウンロード)
ダウンロードの詳細 : Windows Media Encoder 9 Series x64 Edition
インストール時は以下のような画像になるが、動作設定などは x32版とほぼ共通
Media Encoder のエンコード手順
初回起動時には「新しいセッション」ダイアログボックスが表示されます。
新しいセッションはストリーム配信などを選択してください。
その後の画面か、ウィンドウ左上のプロパティを表示させたら、以下の私のプロパティを参考に適切な設定をしてください。
何かわからないことがある場合は上記の参考サイトやヘルプ(H)などを見てください。
設定する項目は
- 名前の決定
後で変更可能なので適当な名前でも良い。
- ビデオキャプチャーデバイス選択
- オーディオキャプチャデバイス選択
音声はある方がよいが、なくても良い。
- 空きポート番号の選択
PC内部でのあいているポート検索であって、ネット越しに通信するためのポート番号ではないから、適当なのでも良い。
- 配信先の選択はWindows Mesia サーバー(ストリーム配信)の設定、ビデオ、ビットレートの設定
これらの3つは同じ設定で利用します。
正常な配信を確認出来てから変更してください。
- エンコードコンテンツに含む属性の設定
動画配信時に動画の中に、製作者、注意事項などを書き込めます。
製作者名や再配布の許可・不許可を明記しておくとどういったものかが一目瞭然です。
- その他の設定は通常必要ありません。
PeerCastの配信の設定
上記の Media Encoder の設定と同じく、私の設定を参考に設定してください。
ここでは、PeerCastの基本設定は出来ているか、もしくは設定をいじっていない状況を想定しています。
ブロードキャストを選択
- 配信アドレス設定
基本的に同一PCでのエンコード、配信ならばlocalhost指定で良い。
ポート番号はMedia Encoderで指定したポート番号と同じ番号1586を指定します。
この写真ではMedia EncoderとPeerCastのポート番号が違いますが気にしないように。
よって、アドレスはhttp://localhost:1586を書き込めばOK
キャプチャー2枚目と同じ画面が出たら(出なければブロードバンドやリレーを選択し画面をだします)、Playを選択しローカルで動画を表示出来るのを確認します。
その後、下2枚のキャプチャー画像と同じように配信状態の画面になったら、インフォメーションを選択肢、下のYellowPageを選択します。
YellowPageから放送出来ているのを確認し作業は終了します。
リンク
- ゲーム実況VIP
- http://news4vip.ath.cx/vipwme/
- オフゲスレの窓 - ストリーミングサーバのダウンロードとセッティング
- http://bozz.bufsiz.jp/st.html
-
- WMEに関する情報。WEBで5人以上同時に流す方法
- http://ffadven.ddo.jp/spe/wme.html
- PeerCastテンプレサイト
- http://www.geocities.jp/o_oowoouo/peercast/
- PeerCast Yellow Pages
- http://yp.peercast.org/?type=ogm|nsv|wmv&bitrate=hi&genre=*&host=192.168.0.2:7144
- FrontPage - Peercast配信者情報集積所 ← お勧め!
- http://peercast.rdy.jp/
- vipYP beta
- http://vipeercast.dyndns.org/
- UsersFileUploader
- http://peercast-jp.sourceforge.jp/cgi-bin/up/index.cgi
- PeerCast アニメ総合掲示板
- http://jbbs.livedoor.jp/anime/2943/
- 実況@PeerCast板
- http://peercast.m-cache.org/bbs/pc/
その他
ポート0アクセス制限の改造版PeerCastを上書きして利用しますと、なぜかイエローページに名前が表示されなくなるので、オリジナルを利用しています。
解決:改造版PeerCastでの配信設定がイエローページに反映されるまでの時間が長かっただけでした。
デフォルト設定のPeerCastでファイアーウォールを透過するポート番号は7144のみです。7144だけルータやPCのファイアーウォールソフトで穴開けをしておけば放送、リレーが可能です。
必ず開けるようにしてください。
方法はリンクのPeerCastテンプレサイトなから更なるリンクで調べて行きます。
筆者のPC(PEN4-2.4Ghz)での負荷率です。
目安としてご利用ください。
ソフト名 |
扱っているデータ |
負荷率 |
Windows Media エンコーダ |
USB WEBCAMERA 320x240 |
20〜30% |
PeerCast |
Windows Media エンコーダで圧縮したデータの配信 |
3〜10% |
その後、動画圧縮をデフォルトのVer.9から、Ver.8に変更し、CBR 150Kb 320x240 にしましたら以下のように改善されました。
ソフト名 |
扱っているデータ |
負荷率 |
Windows Media エンコーダ |
USB WEBCAMERA 320x240 |
6〜10% |
PeerCast |
Windows Media エンコーダで圧縮したデータの配信 |
1〜5% |
[index]
以下、掲示板に書かれていたテンプレートを貼り付け
VIP PeerCast スレッドからお借りしてます↓ |
- ポートの開け方 http://winny.cool.ne.jp/lesson1/security_soft.html
テンプレサイト http://www.geocities.jp/o_oowoouo/peercast/
日本有志の改造版PeerCast-Jではポート0をはじけるので必ず導入すること。
新規インストールの人はまず最初に本家版を入れて下さい。 http://www.peercast.org/peercast-win32.exe
そして改造版を導入します(141.zipをダウンロード) http://peercast-jp.sourceforge.jp/cgi-bin/up/index.cgi
◆改造版の導入の仕方
1.改造版を解凍して上書きコピー(本家版のあるC:\Program Files\PeerCastフォルダ内に)
2.PeerCastをインストールしたフォルダにあるpeercast.iniも改造版についてきたやつを上書き。
3.改造版を起動して、タスクトレイアイコン右クリ、高度→設定を開く
・最大リレー数 => 1 ※光はこれにあらず
・オートキープ => 無効推奨
・壁蹴り開始リレー数 => 1 ※ポート0弾き
・壁蹴り間隔(秒 >= 60) => 60
・ホスト逆引き => チェック推奨(リレーの情報で下流視聴者のhostがわかる。わずかに負荷増加)
・フィルターの0.0.0.0のところに210.159.245.147を入力してBanにチェック
★セーブすることを忘れずに★
<その他>
・下流に来たい人:GUIのLogやConnections見てればわかる。
・来てる来れる:GUIの[x/y]や、WebのLocal?Relaysを見ればわかる。
xはLAN内、yが下流視聴者
緑:ポートを開けている人 赤:ポートを開けてない人 橙:ポートを開けているんだか開けていないんだかわからない謎な人
- リレー数の自動設定
改造版Ver.0.1214-J(上記141.zip)では、リレー数を自動設定する機能があります。
peercast.iniのautoMaxRelaySettingで設定します。DSLの方は0で無効に設定(推奨)
>・autoMaxRelaySetting
> 0で無効。nを上限値としてチャンネルRECIEVE時にmaxBitrate÷(チャンネル表示ビットレート×1.3)
> の値(小数点以下切り捨て)をmaxRelaysに設定します。
(readme.txtより引用)
特に光回線で有効ですが、max outputの設定が間違っていると全体に悪影響が出るので注意。
前述の通りmax outputは最高値ではなく、時間帯や他の作業を考慮しても安定して出せると思われる速度を設定する事
他のP2Pソフトを使用していると安定した速度は望めないので止める事
max outputは 「自分の使ってる回線の上り速度を計測して」 入力します。
http://netspeed.studio-radish.com/
http://speed.rbbtoday.com/index2.html
等で計測して下さい。
つまり、どのくらいの速度で周りにデータを配れるかを計測して入力します。
この値が大きすぎるとデータを送ろうとしても限界を超えるので少し低い値を入力します。
|
未編集
Peercastネットワークへの配信 †
Peercastのインストール †
- ポート開いていない人を弾ける日本語有志の改造版PeerCastダウンロードページ
さらに日本有志の改造版を導入します。これは必ずというものではありませんが、推奨しています。
有志の改造版にはポート0(受信はできるが他へ配信できない)の接続を自動で切断する機能が追加されており、効率的なP2P配信には非常に有効です。
日本有志の改造版のインストールは本家版を先にインストールしてから行います。
01211ベースを使用します。01211と表示のあるものをダウンロードしてください。
1.改造版を上書きコピー。
2.前に使ってたpeercast.iniは捨てる。
3.改造版を一旦起動して終了させる(新しいpeercast.iniができる)。
4.[Extend]のkickPushStartRelaysを1、kickPushIntervalを60に設定する。これでポート0の接続が自動で切断されるようになります。
Broadcast設定 †Peercastネットワークへの配信の設定をします。これはWMEで配信している状態で行います。配信する前にもチャンネルを作っておけますが、あまり時間が経つとチャンネルが消えてしまいます。Peercastを起動し、Broadcastページ
http://localhost:7144/html/en/broadcast.html を開いて各項目を埋めてください。
URL |
配信するIPアドレスとポート番号を入力します。httpかmmsプロトコルで、
「http://<配信元IP>:(半角コロン)xxxx(WMEの配信ポート番号)」を指定します。
例 http://localhost:8000/ , mms://127.0.0.1:8000/
WMEとPeercastを同じPCで動かしているなら、配信元IPはlocalhostでOKです。 |
Name |
チャンネル名です。日本語でも書けますが、半角英数字を推奨。 |
Description |
放送局の詳細を書きます。日本語OKです。 |
Genre |
放送ジャンルです。Game, Live, Live Camera, TV, Videoなど一般的に認知されている中で近いものを入力しましょう。 |
Contact |
連絡先です。配信者のWebページや、実況スレッドのURLを記入します。 |
Bitrate |
ストリームのビットレートです。ここは未記入でも自動で表示されます。通常は空欄でOKです。 |
Type |
ストリームの種類です。WMEでの動画配信の場合は「WMV」を、音声のみの場合は「wma」を指定しましょう。 |
Create RelayをクリックするとPeercastネットワークへの配信が開始されます。
自分で流さずに光の人にPeercastに流してもらう場合 † Broadcast設定のURLで指定するものと同じものをメールなどで相手に伝えます。自分のIP(localhostの部分)はIP確認サイトなどで調べてください。 WMEのポートはルーターやファイヤーウォールの設定で開けて外部から受信できるようにしておきます。
- 確認くん(VIA the UGTOP)
- http://www.ugtop.com/spill.shtml
- PeerCast?/02-Peercastの起動と基本設定/ポートの開放 - PukiWiki
- http://vana.ga4.net/
- ポート解放 - Gnutella Wiki
- http://twoget.sourceforge.jp/index?%A5%DD%A1%BC%A5%C8%B2%F2%CA%FC
配信状態の確認 †放送状態の確認には、GUIを推奨します。GUIを表示させる方法は以下の通り。1)タスクトレイのPeercastアイコン右クリック。
2)AdvancedのShow GUIをクリック。
3)Relaysにチャンネルが表示される。
GUIを開くとチャンネル情報をリアルタイムでモニタ出来ます。各ボタンの機能はRelaysページと同じです。
ボタン |
機能 |
Enabled |
Peercastの稼働状態です。Enabledで稼働、Disabledで停止です。 |
Play |
放送を再生します。CPUパワーに余裕が無い場合は再生しないほうがいいです。 |
Bump |
接続先を切り換えます。配信者がクリックしてしまうと切断になってしまいます。 |
Disconnect |
放送を停止します。停止までにしばらくかかることがあります。 |
Keep |
チャンネル情報を保持します。Yesにしておくとよいでしょう。 |
チャンネル情報の見方 |
1.VIP ch |
288 kb/s |
BROADCAST |
6/7 |
[1/5] |
Yes |
チャンネル名 |
ビットレート |
状態 |
総リスナー/リレー数 |
ローカルリスナー/リレー数 |
Keep状態 |
- リスナー数
- ストリーミング受信して見ている人の数を示します。
- リレー数
- ストリーミング情報を保持し伝達している人の数を示します。StatusがIdle状態になっている人のようです。
- 総リスナー/リレー数とローカルリスナー/リレー数の違い
- 総側は接続している親の状態を示します。BROADCASTの場合は総数になります。
ローカルは自分のPCで受信している数/下流に流している数を示します。ローカルのリスナー数は複数のプレイヤーで再生すると増えます。
チャンネル状態の見方 |
RECEIVE |
受信している状態。 |
BROADCAST |
チャンネルを配信している状態。 |
SEARCH |
チャンネルを探してる状態。 |
CONNECT |
繋ぎに行ってる状態。 |
IDLE |
チャンネル情報を保持している状態。 |
ERROR |
エラー出て止まった。 |
PeerCast0.1211改造版の機能 † peercast.iniファイルを編集して有効になる機能は割愛。=メタデータ更新機能
概要はUnixパッチと同じです。
peercastで放送(BROADCAST)中にpeercast上のチャンネル情報(META情報)をリアルタイムで
更新するためのHTTPインターフェースです。
[HTTPインターフェース仕様]
必須指定
http://<host>:<port>/admin?cmd=setmeta&name=<チャンネル名>
更新したい情報のみ任意指定
&genre=<[Channel Information]のGenre>
&desc=<[Channel Information]のDesc.>
&url=<[Channel Information]のURL>
&comment=<[Channel Information]のComment>
&t_artist=<[Current Track]のArtist>
&t_title=<[Current Track]のTitle>
&t_album=<[Current Track]のAlbum>
&t_genre=<[Current Track]のGenre>
&t_contact=<[Current Track]のContact>
更新可能なチャンネルは自分が放送しているチャンネル(Status=BROADCAST)のみです。
配信停止 † GUIでチャンネルを反転させ、Disconnectを押すか、 RelaysページでStopを押せば停止されます。停止までにはしばらくかかることがあります。イエローページの表示も、受信者が多ければ多いほどチャンネル情報が保持されるので、消えるまでしばらくかかります。
junk info †
- DDNSをBROADCAST中に、DDNSのIPが変わっても、Peercastを再起動してチャンネルを作り直さないと継続して配信されない。
- BroadcastersのCommentはタスクトレイのPeercastアイコンにマウスカーソルをのっけるとtipで出る。
- Peercastにwinnyの上流・下流の概念をシステムとして入れたらポート0が増えても耐久性は上がるかなぁとか考えてみたり。
オンライン 43人。昨日は13人来ました。今日は17人来ています。累計202人です。
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